★☆★歴史ゲーム〜通な攻略法と裏技〜★☆★ |
☆ここでのポイント シブサワ・コウ監修の『信長の野望戦国群雄伝ガイドブック』の能登畠山家のページ(P.60)を見てみる。すると、「ひたすら能登から脱出する方向でやっていかないと、押しこまれたままで終わってしまう」「イザとなったら能登を放棄するような気持ちで戦おう」などと攻略が書かれている。そんなものは否!否!否!能登畠山ファンなるもの、能登人なるもの「能登を死守しなければ万死に値する」のである。畠山義綱はどんなに領国が広くなろうとも能登を動いてはならず、能登で全国を統一して畠山幕府を開くのである。 つまり、ゲームにおいても史実通り越中守護代行として神保氏を保護しながら、本願寺と事を構え六角と婚姻関係を結びつつ長尾に接近し加賀・越前と進行するのが通である。しかし、これはゲームにおいてはかなり上級プレーになるので、下記では効率的な攻略法を紹介いくこととする。 |
【対応機種の略】
FC=ファミコン SFC=スーパーファミコン SS=セガサターン
PS=プレイステーション
PS2=プレイステーション2 PC=パソコン MD=メガドライブ XB=X−BOX
全国版 対応機種:PC・FC・SS・PS |
<全国版とは…> PC版1作目信長の野望と違い、全ての大名でプレー可能である。ただ、家臣は存在せず大名が直接すべての指揮をとって全国統一を目指す。今となっては単純なシステムだがシミュレーションゲームのフロンティア(開拓者)であろう。 ゲームスタート直後、いきなり弱小大名勢が一揆や謀反で滅亡してしまうケースがある。一揆勢や謀反軍が勝利するとランダムで名前が設定される変な武将が大名になってしまい世界観が壊れる。大名配置が史実と違ったり、空白国を競合入札で手に入れられるなど変な点も多いが、初期作と言うことで大目にみよう。 <能登畠山家ゲーム攻略法> まず最初の春にやることは税率を20%〜50%に引き上げる事。20%では収入もおぼつかない。税率を上げるとただでさえ低い民忠がさらに下がるので、次の夏には施しで民忠を上げて一揆を防ぐ。金銭もあまり無いので、何もする事が無い時はひたすら訓練をしておこう。 それが済んだら、軍事力を確保して早々に越中神保に攻め込む。このゲームは、領国を広げて経済力を付けないと援軍が得られないのできついのだ。幸い越中は史実で仲の良い神保長職ではなく、神保氏張が国主なので遠慮なく攻め込もう。越中を領すると越後・上杉謙信と接するのできつくなるが、コンピュータさんはお馬鹿様なので、とりあえず兵の頭数さえ抑えておけば攻め込んでこない。越後はとりあえず置いておいて、目標を加賀本願寺に設定し、能登を自領で囲んでゆったりと生産国として、経済力をつけよう。後はひたすら軍備拡張→戦争の繰り返しである。YouTubeにファミコン版全国版の能登畠山家攻略法がありました。あざやかな方法であっという間に領土拡大。お見事です。 |
戦国群雄伝 対応機種:PC・FC・SS・PS |
<戦国群雄伝とは…> シリーズ3作目にして家臣制度を導入。これにより家臣の能力に応じて軍師となり大名に助言したり、忠誠度が存在し低いと謀反を起こされたりし家中でも戦略性が求められるようになった。ただ、家臣制度を導入して容量が多くなってしまったのか、ゲームの舞台が関東〜中国・四国に限られ、東北・九州地方がカットされている。すごく完成されたゲームなので東北・九州地方も含めてプレーしたかった。リメイク版でも東北・九州がカットされているのは私的に解せない。 このゲームの見所は何と言っても、戦国一の美男子「畠山義綱」の顔である(ただしファミコン版限定)。次回作以後もこの顔が基準となって絵が作成されているので、ほとんどの作品で美男子で登場する。嬉しい限りである。 <能登畠山家ゲーム攻略法> まず始めに、このゲームは政治力の30%が行動力となるので、最初の数値ルーレットで義綱の政治値を72以上まで高めたい。畠山家臣団は能力が低くあまり役に立たない。特に史実ではかなり活躍した笠松但馬守は政治28・戦闘34と全く使えない。しかも家中の戦闘力最高値は義綱の60で戦争となると義綱以外は戦力にならない。仕方ないので、早々に軍備強化して義綱に兵力100を持たせて隣国に攻め込もう。コンピューターは、弱い家臣団でもある程度の兵を持っていれば攻め込んでこない。で、加賀・越中のどちらかを攻めるかと言えば…加賀…と言いたいところだが越中になってしまう。何故なら本願寺は鉄砲を所有しかなり強いのだ。攻めると敵は兵力を家臣団に分散してくるので兵力100の義綱なら結構強い。そのまま圧倒的に勝てるならよし。次は越後に気を付けながら飛騨に進出し、有能な家臣・姉小路頼綱を手に入れよう。神保制圧が無理そうなら一旦兵を引く。すると本願寺が越中に攻め込むので、本願寺の戦力が分散したのを見計らって加賀・越中を両制覇できる。どちらにしても活路は開けるのだ。 <FC版戦国群雄伝・裏技紹介> 【西暦の下2桁(1560年なら60)以内で米を売買すると相場が動かない】 利点は領国が多い時に他国で米を売買する時不利な相場で売買することがなくなる。 例:1560年で米が300あり、150売りたい場合。 @米を211売る。(相場が0.1減少する) A米を61買い戻す。(相場が0.1上昇する=相場は元に戻る) 【サウンドセレクトになりゲーム中全てのサウンドが聞ける】 オープニングの大名紹介画面でセレクトを押し「PUSH START」がでたらBボタンを押す。 【オープニングで信長家臣団を中心とした20名の武将紹介画面が見られる】 オープニングの大名紹介画面でセレクトを押し「PUSH START」がでたらAボタンを押す |
武将風雲録 対応機種:PC・FC・SFC・MD |
<戦国群雄伝とは…> 東北・九州地方が復活登場し、全国プレイが復活した。このゲームから家宝の茶器が購入でき茶会を催すことができる。また、能力値に教養値が登場し、それが商人との取引などに影響するなどこのゲームは文化をメインに取り上げているのが特徴である。また、今作から攻勢にも守勢にも援軍が参加できることとなり、他勢力の利用価値が数段高くなったのも特徴。サクサク進み面白いゲームである。また、エンディングが光栄にありがちな信長系エンディングではなく、統一した大名が幕府を開く(義綱なら「畠山幕府」)というエンディングで達成感もひとしおである。 <能登畠山家ゲーム攻略法> 前述のように援軍要請が使えるので、親しい神保を利用して加賀本願寺を攻めよう。ただし、このゲーム鉄砲の威力がやたら強く、鉄砲数×3倍兵力が無ければ敗退する。ゆえに援軍を得ても本願寺に敗退すると思われる。そこで危うくなったら自軍は退却する。そこで気は引けるが援軍を派遣し弱まった越中神保に侵攻するとあっさり越中を手中にできる。戦闘重視で早期に領土拡大を目指すなら飛騨・美濃と侵攻することがおすすめ。美濃を制圧すると竹中半兵衛ら優秀な武将が手に入るので、これでやっと加賀の本願寺や越後の上杉謙信と渡り合えるようになる。開発重視でいくなら能登では商業開発、越中では開墾をすること。能登は開墾の上限値が300で米収入は期待できないが、商業の上限値は文化度×10なので、初期の能登は商業限度700。MAXまで上げればかなりの収入だ。相変わらずコンピュターはお馬鹿様なので、兵の数だけ入れば攻めてこないので安心して国力を整えよう。次はあまり間を置かずに飛騨・姉小路に攻め込もう。本願寺は前述のように強いし、越後の上杉謙信は戦闘値が100で鬼のような強を発揮するので、十分な強さを得るまでは同盟でもしておこう。本願寺は朝倉と仲が悪いので朝倉に援軍作戦で朝倉・本願寺の両方を弱体化させるというのも手だ。 <SFC版武将風雲録・裏技紹介> 【金山を月に2度以上採掘する】 通常は月に1度しか採掘できない金山がセーブした後一旦ゲームを終了させて 、ロードすると再び採掘できるようになる。 【茶器を利用した簡単忠誠度上げ法】 茶器を与えたら、その武将を城主にする。今度は他の武将に茶器を与えその武将を城主に変える。これを繰り返すと、茶器の剥奪なしで他の者に茶器を与えられ、ただで忠誠度を上げられる。 |
覇王伝 対応機種:PC・SFC・SS・PS |
<覇王伝とは…> 今作から国を獲るという概念をやめ、行政単位が国単位から城単位に変った。従って1国に複数の城があると言うことももちろんある(SFC版は全国に110城ある)。また、家臣がそれぞれ禄高を持つようになり、勲功に応じて評定で論功行賞を授けるシステムになった。評定では家臣に禄高を加増したり、感状を与えたり、主君の一字を与えたりして家臣の勲功に報いるのである。また、忠誠度の数値が標示されなくなった事により、微妙な家臣団の統率がゲームのカギとなっている。 また、ゲーム開始年が1550年となったことで、今まで登場しなかった武将も増えた(畠山義続など)。しかし、全国に多数の城が存在するのに1回の戦争で1つの城しか落とせないのでクリアまで非常に時間がかかり、後半のゲームが短調になるのが難点である。このゲームからパソコン版ではパワーアップキット版が登場し、武将の能力値・名前の変更や新武将の作成が可能になった。ぜひお気に入りの武将を登場させよう。あと、今作から河内畠山氏初登場です。 <能登畠山家ゲーム攻略法> 今作で畠山家臣団は悲しい程戦闘力が貧弱である。唯一の救いは本願寺の本拠地が摂津に移り加賀に居らず、前作に比べるといくらか加賀の兵力が減少していることくらい。ただ、このゲーム意外な攻略法がある。戦争をする時、農民を兵にする雑兵を入れる事ができるが、この雑兵は訓練度も武装もイマイチなので、戦闘専門精鋭部隊で敵に切り込のめば、武将能力はカバーできる。敵は質より量で雑兵が交じえてくるので以外と弱い。要はプレイヤーの腕次第でなんとかなるゲームである。ちなみに能登で論功交渉ばかりしていると、能登の石高上限値が限られてくるので、あっという間に能登の収入が赤字になるので注意。ある程度になったら移封しよう。 <SFC版武将風雲録・裏技紹介> 【家臣の武将の禄高をゼロにする方法】 武将に禄高を与え過ぎた場合、その武将を兵力ゼロにしてわざと敵に突っ込ませ捕らえさせる、その後、戦争でその武将を取り返すと、禄高はゼロになる。武将の身分が最初より2ランク下がるが、禄高は0になるので、収入が赤字の際は利用してみよう。ただし、敵に捕らえられた時殺されてしまうこともあるので注意。 |
天翔記 対応機種:PC・SFC・SS・PS |
<天翔記とは…> ゲーム開始年が1534年からと大幅に遡った事によりさらに登場武将が増えた(例えば畠山義総など)。さらにマイナー大名・武将も多く登場するので(例え伊予の宇都宮豊綱など)、マイナー大名愛好者に好まれるゲームである。また、能力値に上限(MAX200)を設定し、政治を行ったり教育をすると能力値が上限まで伸びるという能力値成長システムを導入したのも特徴である。 今作も国単位ではなく城単位で構成されるが、覇王伝の反省点を活かし、1回の戦争で周りの3・4城まで巻き込まれるようになった。さらに同盟関係など関係無く戦争に巻き込まれたら攻勢・守勢に勝手に味方できるので勝ち馬に乗る事ができる。また、軍団制を導入し、大きな領土を家臣に委任できるようになり、プレイヤーの手間も省けるようになった。それゆえ、シリーズで最も完成されている作品であり、個人的にもマイナー武将が多く登場し、年代も広く設定できるので、敷居が低く楽しめるゲームに仕上がっている。 今作にもPK版(パワーアップキット版)が登場し、なんとコンシューマ版にも登場している。武将の名前を変えたり、能力値をいじれるので正しい畠山義綱の能力に是正しよう。 <能登畠山家ゲーム攻略法> 1534年シナリオならば、政治力がメチャメチャ高い畠山義総や温井総貞に任せて商業に力を入れれば、あっというまに商業収入が多くなる。しかし、畠山家臣団は相変わらず戦闘に能力値を低めにされている。なので、戦争は“漁夫の利作戦”しかない。前述のように同盟や共同作戦などに関係無く、城が戦争に巻き込まれれば攻勢・守勢に勝手に味方できるので勝ち馬に乗る。しかも兵力を減らすのは他国の軍勢に任せ、最後の止めを刺して捕らえるのは自軍にし敵将を確保する。さらに本丸に残った部隊も同様の手口で、最後に留めにで自軍が本丸を落とせば城は労せず自軍の物となる。これが序盤の一番賢い戦争の仕方である。 <SS版天翔記・裏技紹介> 【「本能寺の変」シナリオが登場】 シナリオ選択画面で何でもよいのでシナリオを選択し、大名選択画面でキャンセル。これを10回繰り返すと、隠しシナリオ「本能寺の変」が登場する。 |
将星録 対応機種:PC・SS・PS |
<将星録とは…> このシリーズで信長の野望はシステムを大幅に変えた。即ち日本全国を箱庭型1枚のマップとして、行政ターンと戦略ターンに分けたのである。箱庭型の開発にハマる人も多いが、戦争をする時には本城から遠征をすることになり、その手間が面倒臭いと感じる人も多い。また、経済開発では石高などの国力が単なる数値変動ではなく、箱庭型の本城の周りに水田・畑を築くパターンに変った。川が無いと水田を建設できないので、川がある領国が非常に有利。海の利点が生かされないなど、初期の箱庭型のゲームで欠点も多いが、システムを一新したため、このシリーズを好む人もまた多い。武将の数も天翔記に比べると減っており、天翔記で初登場したマイナー大名はほとんど消え去った。さらに、コンシューマ版ではさらに大名が削られ、な・な・なんと能登畠山家も削られ、単なる独立勢力扱いとされてしまった。全くもって遺憾である。マイナー大名好きな方には、コンシューマ版はお勧めできません。 <能登畠山家ゲーム攻略法> やりたくないのでプレイレビューできません。 <PS版将星録・裏技紹介> 【「天下の後継者」シナリオが登場】 シナリオ選択画面において右、左、上、下、○、×、△、□と入力すると、隠しシナリオ「天下の後継者」が登場する。 |
烈風伝 対応機種:PC・PS・DC |
<烈風伝とは…> 基本的に前作のシステムを踏襲し、日本全国を箱庭型1枚マップとしてゲームが進む。しかし、前作の失敗で懲りたのか、多少は武将も多くなり不満点もいくつか解消されてはいる。 しかし、相変わらずコンシューマ版の烈風伝はいくつもの大名が削除されている。弱小大名のファンは事前に自分のプレーしたい大名が削除されているか確認してから購入すべきである。例を挙げるとコンシューマ版の北陸は、能登畠山も越中神保も削除されていて、すべて本願寺領国となっているらしい。史実と全然あわないので、これは戦国シミュレーションゲームとは認められないものである。従って、コンシューマ版は抹殺すべきゲームと考える。 それでも購入するというなら、PC版の烈風伝のPK版(パワーアップキット版)であろうか。PK版では新武将も50人作成可能なので、お気に入りの武将を登場させよう! <→烈風伝新武将作成応援コンテンツが当サイトにあります←> <能登畠山家ゲーム攻略法> 基本的にやりたくないのでプレイレビューできません。 <PS版烈風伝・裏技紹介> 【「信長元服」シナリオが登場】 シナリオ選択画面において、左、右、下、上、○、×、□、△と入力すると、隠しシナリオ「信長元服」が登場する。 |
嵐世紀 対応機種:PC・PS2・XB |
<烈風伝とは…> 前作よりまた少し武将数が増えた。またコンシューマ版で能登畠山家がカットされることもなかったので、なんとか安心できたソフトである。ゲームとしては「諸勢力」というシステムを導入した。大名とは違った国人勢力や水軍(海賊)勢力が独立して存在し、交渉次第では援軍を派遣してもらったり、支配下に置いたりできる。交渉と言う面が少し強調された。 <能登畠山家ゲーム攻略法> やってないのでプレイレビューできません。 |
蒼天録 対応機種:PC・PS2・XB |
<蒼天録とは…> 信長の野望シリーズで始めて大名以外でプレーできるゲームである(以後のゲームでは大名しかプレーできない)。プレーできるのは城主以上の身分で、所属大名の元で天下統一するか、謀反を起こして大名になる道がある。このゲームでは嵐世紀以上に「諸勢力」が多く登場し、商人・国人・仏教(宗教)・忍者など数々の諸勢力が存在する。また、他大名家臣の引き抜きや諸勢力の取り込みなど交渉がこのゲームの重要ポイントで、従来の戦争重視とは一線を画すシリーズである。 また、マイナー大名・武将が「これでもか!」というほど登場し、マイナー大名愛好家のためのソフトと言える。さらによい点は、PK版(パワーアップキット版)ではシナリオが追加され、なんと1491年開始の舞台でプレーできる。北条早雲(史実の名前は伊勢新九郎)が普通の武将としてプレーできるくらい前の時代のでプレイできる。今までのシリーズにはない楽しみである。 <能登畠山家ゲーム攻略法> PK版の1491年シナリオだと、今までゲーム開始年の都合でプレーできなかった能登畠山家3代・畠山義統、4代/6代畠山義元・5代畠山慶致の当主でプレーできる。このシナリオだと他の大名家も家臣が非常に少ないので、城を維持するのが非常に困難である。PK版の機能を活かして能登畠山家の新武将をたくさん登場させよう。なお、義綱に信頼を寄せていた「飯川光誠」は新武将でわざわざ作らなくても普通に登場していますので、ご心配なく。天翔記に次ぐ、というより天翔記を超えたマイナー大名に温かいゲームに仕上がっている。 |
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