情報は2000年8月現在
私が犬山城を訪れたのは、2000年8月21日のことでした。ついでに名鉄に乗って日本モンキーパークも見てこようと訪れました。
犬山城は写真のように山城です。写真ではわからないですが、山の右側は大きな川である木曽川になっています。このような立地条件からも犬山城が戦国時代の山城だということがわかります。犬山城は1527(天文6)年織田信長の叔父である織田信康によって築城されたと言います。もちろん、築城時はこのような天守閣が建っているはずはありません。
現在の天守ができたのは、江戸時代に入ってから。1617(元和3)年成瀬正成が今る輸したと言われます。その往年当時の天守閣が現存するので、国宝に指定されています。
松本城や姫路城とは違って小さい天守閣しか持たない犬山城が脚光を浴びるのは、やはりこの天守閣が現存しているという点でしょう。しかし、残念ながら明治期には天守閣以外の建物は破却されてしまったと言われます。
明治に入って、旧藩主である成瀬氏に犬山城は譲渡され、以後何十年にもわたって国宝であるけれども個人所有の城という珍しい状況が続きました。ただ、補修費などが大変だったと見え、2004(平成16)年には「財団法人犬山城白帝文庫」の所有となりました。
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