畠山関連官職表
これは倉富拓磨氏のHP 「倉富家資料館」(2006年閉鎖) を一部転載・参考にして、畠山関連の官職紹介するものです。
許可を取って転載しているので、無断転載は禁止です。
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修理職
木工寮と手分けして宮殿の修理・造営を行った役所。織田信長が上洛した際に
、家臣に与える官職を朝廷に申請して柴田勝家が修理亮に叙任されている。秀吉
の家臣・蜂須賀正勝が修理大夫に、青山宗勝が修理亮に叙任されている。
長官:修理大夫(しゅりだいぶ) |
次官:修理亮(しゅりのすけ) |
判官:修理進(しゅりのじょう) |
人物:畠山義綱(修理大夫)、畠山義慶(修理大夫)など
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馬 寮
左右に分れて諸国の牧場(武蔵・上野・甲斐・信濃)から集められた宮中の馬
の飼育・調教、馬具・飼い葉の管理を行った役所。足利義昭ら歴代将軍が左馬頭
に叙任されている。また馬寮の唐名は典廐署(てんきゅうしょ)である。
長官:左馬頭(さまのかみ) |
次官:左馬助(さまのすけ) |
判官:左馬允<左馬大夫>(さまのたいふ) |
長官:右馬頭 |
次官:右馬助 |
判官:右馬允(右馬大夫) |
人物:畠山義元(左馬助)
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衛門府
左右に分れて皇居の諸門を守り、人物・資材の出入りの管理を行った役所。天
皇が行幸する時は先導役を担当した。松永久秀の子・久通が右衛門佐に叙任され
ている。また衛門のことを金吾(きんご)ともいった。金吾は不祥を避けるとい
う鳥の名である。小早川秀秋が金吾中納言に叙任されている。
長官:左衛門督(さえもんのかみ) |
次官:左衛門佐(さえもんのすけ) |
判官:左衛門尉(さえもんのじょう) |
長官:右衛門督 |
次官:右衛門佐 |
判官:右衛門尉 |
人物:畠山義統(左衛門佐)・畠山慶致(左衛門佐)・畠山義総(左衛門佐
)ほか
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御相伴衆(室町幕府の役職)
幕閣の最高権力者グループ。もとは将軍の側で一緒に食事をすることからきて
いる。幕府に功績がある者、武芸や文化に精通したものだけが選ばれていた。し
かし、10代将軍足利義稙が大名権力を利用するため、前例なく有力戦国大名を
どんどん任命した。かれにより、真の御相伴衆の役目は終わったといえる。
人物:畠山満慶、畠山義忠、畠山義統、畠山義元
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