能登畠山氏関連の史跡巡り


珠洲市の史跡巡り
珠洲市公式サイト:http://www.city.suzu.ishikawa.jp/
旧珠洲駅 (←写真)旧珠洲駅(のと鉄道能登線は2005年3月で廃線)
現在はバスターミナルとなり、駅舎内は「奥能登すずなり市場」となった。
この市場では、珠洲市内の特産品などを販売している。
また市の観光協会の事務所もある。
≪珠洲市のDATA≫
人口:14,441人 (2018年10月30日現在)
由来: 須須(スズ)神社の祭神・美穂須須見命(ミホ・ススミノミコト)。
蛸島駅
↑鉄道現役時代の蛸島駅(2001年7月)
旧蛸島駅2
↑鉄道廃線後の蛸島駅(2005年11月)
2005年3月までのと鉄道終点として最果ての駅だった「蛸島駅」。
廃線となった駅舎も往時と変らない姿をまだ保っている。
駅のホームには使われなくなったNT100系が放置されている。
そしてもう二度と発車しない時間を静かに待っている。

珠洲焼資料館
 能登の先端・珠洲市にある珠洲焼資料館。珠洲焼は平安時代末期から中世に作られた陶器で、製造された陶器は、北海道の函館などでも発掘され日本海海上交通の流通を通じて日本各地にわたり日常品として使用されていたた。その長きにわたる珠洲焼の歴史を探るのがこの資料館である。館内は綺麗で、珠洲焼に関する資料やフォーラムで行われた内容を刊行したものなども購入できる。中世の民衆史や中世能登の海上交通などの理解にも参考になるのでぜひ購入をお薦めする。珠洲焼は15世紀に1度途絶えたが、現代の昭和53年伝統文化再生と地域活性化のため再興された。珠洲焼資料館の向かいの珠洲焼館で現代の珠洲焼作品を購入する事もできる(義綱の愛用の湯のみは珠洲焼である)。
 珠洲は能登の先端という場所柄非常に遠いので、隣接する綺麗な観光ホテルに泊まるのもいいかもしれない。海水浴場も近くにあり夏には休暇にぴったりである。。
●データ:入館料310円。休館日:年末年始(12月29日〜1月3日)。開館時間:9:00〜17:00
●交通:路線バス木ノ浦線 鉢ケ崎下車、徒歩3分。北鉄バス珠洲特急珠洲鉢ケ崎下車、すぐ。
●ホームページ:珠洲焼資料館のホームページ
●購入お薦め資料:吉岡康暢(監)『珠洲焼〜その歴史と再興〜珠洲焼フォーラム報告書』珠洲市教育委員会,1995年,2000円
珠洲焼資料館
(写真:珠洲焼資料館)
珠洲焼〜その歴史と再興〜
(写真『珠洲焼〜その歴史と再興〜』)
現代の珠洲焼〜片口鉢〜
(写真:現代の珠洲焼・片口鉢/3150円)
★☆珠洲市のイチオシ土産☆★
珠洲焼の里

左の写真は「珠洲焼の里」という、アップルバウムである(手前左は珠洲焼の湯呑み)。一瞬本物の珠洲焼の壺のように思えるが、よくみると中が黄色いので、バウムクーヘンだということがわかる。もちろん名前の通り中にはりんごが入っている。味もかなりの美味でしっとりとした、しかししつこくないバウムクーヘンの味が楽しめる。ぜひ歴史観光の土産にどうぞ!ちなみに、「珠洲焼の里」はネット通販も可能。
日進堂
(写真は飯田町商店街提供)
発売元:メルヘン日進堂(お店のサイト
住所:石川県珠洲市上戸町北方い-49-1
問い合わせ:TEL:0768-82-0106
須須神社(国指定史跡)
 奥能登の有力神社の1つがこの須須神社である。中世でも多くの古文書に出てくる。この神社は第10代祟神天皇(2000年前)に能登半島東北端の山伏山に創建され、天平勝宝年間に現在に遷座したと伝わる。1187(文治3)年、奥州に落ち延び航海していた源義経と弁慶は珠洲地方で大嵐に見舞われるが、須須神社(三崎権現)に祈ったところ、嵐が止んだという。その御礼に義経は「蝉折の笛」を弁慶は「短刀」を奉納した。この現物は須須神社宝物殿に納められてあり、拝観も可能である(拝観には予約が必要)。
 畠山時代の古文書がほとんど無いため、珠洲市では南北朝時代や前田時代は詳細に語られても能登畠山時代が語られる事は少ない。しかし、中世当時有力神社でかなりの影響力があったのは間違いなく、そのうえでぜひ1度訪れたいスポットである。
●データ:入場無料。年中無休。(宝物殿拝観300円要予約、9時〜17時まで、11月〜3月は休館)
●交通:珠洲焼資料館から車で30分。
須須神社1
(写真:須須神社前鳥居)
須須神社2
(写真:須須神社本殿)

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