情報は2012年3月現在

難波宮附大坂歴史博物館
(大阪府大阪市中央区)
難波宮

歴史友達の武藤舜秀様と長続連様と共に大阪城へ行ったついでに、大阪城天守閣から徒歩15分くらいのところにある「大阪歴史博物館」へ行きます。
大阪歴史博物館の前であとからオフ会に参加となっていた足利義輝様(敬称:公方様)と合流。公方様はこの博物館には結構訪れているとのこと。古代の歴史にもかなりお詳しいようでした。

難波宮
 この手前の近代的な建物が「大阪歴史博物館」です。一昔前までは大阪城内にあった洋館でした。
難波宮
 こちらの方が趣があってよかったかも…。


難波宮
 大阪歴史博物館の隣の建物(といってもつながっているけど)がNHKで、館内ではこの時に放送していたNHK朝ドラ「カーネーション」のPRのため、セットの実物大模型が展示されていました。


難波宮
 この「大阪歴史博物館」の敷地は難波宮のあった場所だったところでもあり、難波宮に関する展示が数多くあります。
難波宮
 「大阪歴史博物館」が高層化したことにより、すぐ近くにある「難波宮公園」の全体がよく見えます。これは10階からの眺めです。この階の展示はほとんど難波宮に関するものでした。
難波宮
 しかも、展示の一部で実物大大極殿を復元してあり壮大なスケール。そういえばこの大極殿どこかで見たような気がする…そうだ平城宮の大極殿。これとほぼ一緒です。というのも、この時代の建物は発掘調査から得られる情報しかなく、だいたい復元するとしたら同じような形になってしまうようです。
難波宮
 難波宮の出土物が展示されています。かなり出土物があるようで、さすが天皇関係の史跡という感じです。
難波宮
 難波宮公園の発掘調査がよくわかる資料もあり、かなり展示が充実しています。
難波宮
 難波宮全体模型です。これも平城宮に近いものですが、八角堂など平城宮に見られないものもあります。


 さて、次のフロアに移ります。「大阪歴史博物館」からは大阪城も見えます。
難波宮
 建物が高いので大阪城全体が見渡せるいい景色です。ガラスごしなので写真映りがイマイチなのがたまにきず…。次のフロアは「大坂本願寺時代」と「天下の台所の時代」というテーマです。
難波宮
 これは中世堺の復元模型。これは発掘調査で得られた情報を元に再現しているので、限りなく本物に近い模型らしいです。これだけ発掘調査しているんなら実物大復元してほしいな。

難波宮
 これは大阪城内にある、石山本願寺の堂の模型。かなり巨大。資金力があったんだろうな…さて次の展示物は…と思ったらもうすぐ近世に…。


 では、大阪歴史博物館からほど近い「難波宮公園」に行きましょう。
難波宮
 平城宮と同じように、柱跡の場所がわかるように平面展示されています。でもこれ、歴史好きじゃない人にとっては単なるオブジェにしか思われないだろうな…。
難波宮
 八角堂もこのようにオブジェで表されていますが…あまりにも雰囲気が違い過ぎて、たんなる公園の施設にしか思えない…。
難波宮
 八角堂の先に大極殿の基壇が復元されています。これも平城宮でみたものと同じようなものですね。な・なんと、大極殿の基壇の上でサッカーをする少年が…天皇の儀式する施設の上でサッカーとはなんと失礼な…武藤様がすかさず「あれは蹴鞠の練習ですよ」とフォロー(笑)

難波宮
 大極殿の礎石は、八角堂近くの回廊と比べると直径がかなり大きい。やはりそれだけの建物の規模があったということがわかる。


難波宮
 大極殿を後ろからみたものです。大極殿が後ろに後殿とつながっているのがわかります。
難波宮
さらにこの後ろに内裏があったようですが、現在は大きな道路になっており見る影もありません。
難波宮
 難波宮は平城宮に次いで発掘調査や展示などが盛んな場所でした。平安宮は開発されていてほとんど展示されていませんし、藤原宮は最近でこそ発掘調査がされてきましたが、まだまだ展示が充実しているとは言えません。今後の一層の整備が望まれます。


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