情報は2003年3月現在

盛岡城
(岩手県盛岡市)
盛岡城

2003(平成15)年1月、JR東日本は政府株の売却で完全民営化を達成し、記念として「JR東日本パス」を発売しました。これは、2011(平成23)年の東日本大震災で東北応援のために発売した「JR東日本パス」と同様のもので、在来線・新幹線の自由席乗り放題、指定席も新幹線を含め事前に申請すれば2回まで取れて1日1万円というものでした。

 これを利用して、米沢→仙台→盛岡と日帰りで旅行しました。その盛岡編を報告します。同じ日に回ったのに、米沢は大雪。仙台は快晴。盛岡は雪、と激しく天気が変わりました。たくさんの距離を移動したんだなって実感しました。


盛岡城
 岩手と言ったらやっぱり斯波氏ですよね…って誰もそんなこと思わないかもしれませんが、奥羽は室町幕府も斯波氏や畠山氏を投入するなど重点経営を目指していた場所です。しかし、その努力もむなしく両者とも戦国時代には力を失っていきます。
 斯波氏を滅ぼした南部信直(初代盛岡藩主)によって、盛岡城が作られたのは1588(天正16)年。盛岡駅から近くにあり徒歩でもいけます。盛岡市役所のすぐ近くです。すなわち盛岡城は盛岡市の中心部にあるわけです。
 写真を見てもわかる通り、盛岡城は石垣がとてもきれいです。盛岡市の公式サイトによると、本丸東側の石垣は野面石(自然石)を用いていますがそれは、建造が比較的初期だった事が影響しており、後世(あとから工事した箇所)にしたがって直線的な石垣構成が見て取れます。


盛岡城
 さて、残念ながら盛岡城にも天守閣はありませんし、復元されたようなものもありません。明治期に盛岡城は陸軍省の所管となりほとんどの建物は破却されたと言います。以降公園化され「岩手公園」として親しまれてきましたが、2006(平成18)年に開園100周年を記念して愛称として「盛岡城跡公園」となりました。こちらの名前の方が史跡としてPRできるという点もあり、愛称というより正式名称のような感じになっているのでしょう。

 「3DCGでよみがえる日本の名城」というサイトに、盛岡城が載っていました。これで往年の盛岡城を見るとやはり天守閣のようなものはみあたりません。


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