能登畠山氏七尾の歴史
7周年記念特別企画
−義綱流たまに行くならこんな店−

さて、当サイトも2005年11月25日で7周年を迎えます。
今回は6度も能登を旅した私・畠山義綱が味わった
能登の隠れた名店を紹介しちゃいます。
能登にご旅行の際はぜひ行かれてみては?

風傍(ふうぼう)
風傍1

<この店との出会い>
 私が穴水で夕食を食べようとしていた時、食べようと決めていた店が満席であった。しかたない、七尾まで帰って「能登食祭市場」の外食店かその他のお店で食べようかと国道249号線を車を飛ばしている時だった。左側に紫色のネオンが光るひときわ目立つ建物があった。どうやら外食店らしい。少し道は過ぎてしまったが、どうも気になって車をストップさせた。
義綱「今のお店いい雰囲気じゃない?」
正室「うん。すごくいいカンジだね。」
嫡男「電車よ〜(嫡男は車や電車系が好きな2歳児)」
義綱「よし。Uターンして店に行ってみよう!」
その店こそがこの「風傍」という店だった。“和風レストラン”と言っているが、建物は現代風で洒落ている。紫色のネオンがひときわ目立つ。外からみた店内もすごくシックでカンジのよい雰囲気で、すぐ入店することを決めた。

風傍2
(写真はクリックすると拡大します)

<いらっしゃいませ〜>
 入口を入るとすぐにカウンターがあった。その前には活きのよい魚が泳いでいる。またこの背面には水中カメラによる海中ライブ映像ミニミニ水族館もあった。女性受けしそうな店内の雰囲気と演出である。私たちは奥の座席に案内された。

風傍3
(写真はクリックすると拡大します)

<窓の外は一面の海…昼に来たかった…>
 通された奥の座席(カウンター)は大きな窓に面していた。写真では夜なので暗くなっているが、すぐ隣が海なので七尾湾を一望できる。まさに絶景である。昼に来たかったな…と思ったが、雲の間から見る月もきれいであった。ちなみにカウンターは全て海を見渡せるように設計されていて、後のカウンターも高くなっていることで海が見れるようになっている。なんて粋な設計だ。この写真の反対側は普通のイス席とお座敷もあった。ますます雰囲気のよいお店である。スタッフがお水を持ってくる。微妙に風味が違う。スタッフに聞いてみるとこのお店の水は全て海の水から作っているそうだ。どうりで水道のカルキ臭くないわけだ。ふむふむ。

風傍4
↑刺身定食(鰤・サーモン。イカ・鯛・ハマチ等々)
風傍5
↑ブリの照り焼き丼
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<食欲をそそる…>
 義綱は刺身定食。我が正室はブリの照り焼き丼を頼んだ。ついでに単品でふぐの刺身も頼んだ(山口でふぐ刺しを食べて以来はまっている)。11月下旬と言えばブリ漁が盛んな季節。ブリが1番出まわるのは12月初旬だが、なんとしても七尾湾(富山湾)のブリが食べたかった。だからブリがあった時には嬉しかったぁ〜。
 テーブルに食事が運ばれてくる。器や盛り付けにもこだわっているようで、出てきた料理の見た目も非常にキレイだった。さぁ食べようと箸を取り出すと、箸袋から何やら風車が出てくる。つまようじに手作り風車をつけていたのだ。嫡男はこの風車に大喜びだった。さてさて、食べようか。ブリやサーモンの刺身は言うまでもなくうまい。やはり漁港に近いと鮮度もいいね。東京のお店で食べるのとでは違う。おお〜アオリイカの刺身には食べやすいように丁寧に切れ込みまで入れてあった。定食もののご飯のお替わりは自由と聞いてさらに食が進む。食事の最後、みそ汁を飲もうと思うと何やら違う触感が。丸めてエビ塩をつけて焼いたご飯が入れてあったのだ。これがまたうまい。満腹になってデザートまで平らげた。

風傍6
(写真はクリックすると拡大します)

<スタッフの優しさに触れる・・・>
 能登に限らず地方に行くと人が温かい。自転車で行くおばちゃんに道を尋ねても快く詳しく教えてくれる。こういうのを都会の人は「うっとおしい」と思ってしまいがちだが、これが日本人がもとより持っている温かさなのだ。それに触れて欲しい。この和風レストラン風傍では本当に心づくしの料理のもてなしを受けた。素人が料理の質問をしても丁寧に答えてくれる。うちの2歳の嫡男にはバニラアイスのサービスまでしてくれた。本当に気分が良い。「心からのおもてなし」ってこういうもんなのかなって思った。能登に来たら“とにかく周りの人と話す”こと。これが旅行を楽しくすることの“秘訣”である。
 風傍は3名のスタッフでやっているとのこと。2005年11月現在で開店半年だと言う。ぼちぼちお客さんも増えてきたとのこと。私も能登旅行の際はぜひ寄りたいところのひとつである。今度は昼間に来て七尾湾の景色を楽しみたいものである。

●風傍お店データ
住所:穴水町根木
交通:国道249号線の沿線で七尾方面に走れば左手に見える。のと鉄道穴水駅から車で15分。
問い合わせ:0768-52-3838
営業時間 10:30〜21:30
定休日:木曜日
サイト:http://www16.ocn.ne.jp/~kitty422/index.html

これからも当サイトをよろしくお願い申し上げます。
平成十七年十壱月廿伍日
畠山匠作源義綱(花押)



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