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東京急行電鉄の話

大手私鉄・新路線の「東急目黒線」
東京急行電鉄
多摩川駅にて(3000系)

「東急東横線に特急新設」(2001/03/26)
 東急東横線に3月28日から特急が新設される。輸送力増強と、鉄道需要喚起が目的だそうだ。特急の停車駅は「渋谷−自由が丘−武蔵小杉−菊名−横浜−桜木町」で従来の急行より4分強の短縮となる。

「東急目黒線に、営団地下鉄南北線、都営地下鉄三田線乗り入れ」
 2000年9月に今まで目蒲線だった路線を、多摩川線と目黒線(多摩川〜武蔵小杉)に分けて、目黒線は営団地下鉄南北線と都営地下鉄三田線に乗り入れを開始した。目蒲線を分断した理由は、目蒲線が普段は3両編成の路線で、地下鉄のそれぞれの路線は6両編成であったことが原因である。それゆえ、目蒲線から蒲田方面を切り離して目黒線とし、6両編成としたのだ。その際、新しい車両を投入。それがこの東急3000系である。筆者は東急電車はそれまでそれ程カッコイイとは思わなかったが、これは全然別格!それから、目黒線ではワンマン運転で営業する為、東急の目黒線各駅にはホームドアがつけられた。南北線などと比較すると、ちょっとちゃっちなホームドアであるが、ワンマン運転をする以上ホームドアは欠かせないので経費などを考えるとしょうがないかと納得する。

「東京急行電鉄」
 下の図を見ていただければわかるとおり、輸送密度が非常に高い。輸送密度だけで考えると、帝都高速度交通営団(営団地下鉄)に続く密度の濃さである。これは、東急が地方路線を抱えない為である。下図では、東急世田谷線(路面電車)区域を抜かしてあるので、さらに密度の高さが健著となった。これが、東急の特徴である。その他にも、東急は電鉄関連よりも、「生活総合産業」として幅広い分野に進出している。不動産、流通、ホテル業など様々に手がけ、町田に住めばほとんどの買い物が東急関連でしているとある人が言っていたくらいである。さらにあまりよく知られていない事であるが、日本エアシステム(JAS)は東急グループの会社である。

東京急行電鉄のDATA
DATA 営業
キロ
輸送
密度
平均乗
車キロ
平均
運賃
輸送人員 運賃収入 現業経費 粗利益 営業係数
年間(千人) 年間(千円) 年間(千円) (千円) 粗利益 償却後
東京急行電鉄 92.1 256913 7.2 12.52 1198676 121251643 55008649 6624994 45.4 72.4
(『鉄道はクルマに勝てるか』川島令三著、中央書院、1998年)より
DATAの年次は平成8年度だと思われる。(DATA用語解説


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