畠山義綱の野望
★☆★信長の野望登場人物の変遷★☆★

ここでは、信長の野望シリーズに登場する能登畠山家臣(およびその他の家の人物)の変遷を追ってゲームにおける能登畠山氏を分析したいと思います。

●シリーズ作品の略記号
全=全国版。戦=戦国群雄伝。武=武将風雲録。覇=覇王伝。翔=天翔記。将=将星録。列=烈風伝。嵐=嵐世紀。蒼=蒼天録。下=天下創世。革=革新。道=天道。創=創造。大=大志。
●登場に関する略記号
○=パソコン版の通常版に登場
P=PK版(パワーアップキット)に登場
D=インターネットダウンロード版に登場や、ファンクラブの特別配信などによる登場
諸=諸勢力や国人勢力として登場
×=登場せず。
※全国版は家臣が登場しないので、大名の畠山義綱のみに○がついている。
※リメイク版全国版には1571年シナリオが登場し、畠山義慶が登場するので○とした。
●レギュラー度の数値について
(全国版を除いて)戦国群雄伝〜創造までの登場割合を示した。(登場数÷13作×100%)
ただし、諸勢力として登場したりダウンロード版で登場したりする場合は通常版・PK版登場の半分0.5回分としての出場とした。
●次回作期待度
信長の野望次回作に登場するであろう可能性を義綱独断で数値化した。義綱が登場してもらいたいと思う期待値も含む。
(備考)
※畠山政繁は越後上条家に養子にいったため「上条政繁」の名で登場することもある。上杉家の家臣で登場することが多いが、畠山一門のためここに掲載した。
※三善一守は織田家の家臣で登場することが多いが、元来は畠山家臣の家柄であるのでここに掲載した。


●信長の野望レギュラー表
武将名 レギュラー度 次回作期待度
畠山義統 × × × × × × × × × × × × × 3% 1%
畠山義元 × × × × × × × × × × × × × 3% 1%
畠山慶致 × × × × × × × × × × × × × 3% 1%
畠山義総 × × × × × × × 50% 24%
畠山義続 × × × 85% 99%
畠山義綱 100% 99%
畠山義慶 100% 99%
畠山義隆 × × × × × × × 54% 93%
畠山政繁 × 100% 99%
飯川光誠 × × × × × × × × × × × 23% 50%
伊丹総賢 × × × × × × × × × × × × × 3% 2%
弥郡弾正 × × × × × × × × × × × × × 3% 1%
笠松但馬守 × × × × × × × × × × × × × 7% 1%
熊木続兼 × × × × × × × × × × × × × 3% 2%
佐脇綱盛 × × × × × × × × × × × × × 3% 5%
長続連 × 100% 99%
長綱連 × × × × × × × × × × × × 15% 33%
長連龍 × × × × 77% 94%
温井総貞 × × × × 77% 85%
温井続宗 × × × × × × × × × 38% 50%
温井景隆 × 100% 99%
平尭知 × × × × × × × × × × × × × 2% 3%
三宅総広 × × × × × × × × × × × × 15% 12%
三善一守 × × × × × 69% 57%
遊佐秀頼 × × × × × × × × × × 31% 22%
遊佐続光 × 100% 99%
遊佐盛光 × × × × × × 62% 80%
武将名 レギュラー度 次回作期待度

義綱解説
 今のところ全てのシリーズ(全国版を除く)に出演(?)している能登畠山家の確実レギュラーは畠山義綱、畠山義慶、畠山政繁、長続連、温井景隆、遊佐続光である。反対に時代設定やダウンロード版登場などを含まないとして1度しか出演していないレア登場武将は笠松但馬守である。実名も不詳なのに登場した笠松但馬守はおそらく今後も登場することはないであろう真のレア登場武将であろう。信長の野望シリーズは、天翔記、蒼天録は登場武将数が非常に多く(特に蒼天録)地方大名やマイナー武将に温かい内容となっている。しかし、将星録、烈風伝、天下創世は登場武将数が少なく(特に将星録)地方大名やマイナー武将を冷酷に切り捨てたゲームである。今から買うなら間違いなく天翔記か蒼天録が良いであろう。革新以降の作品は徐々に地方武将を切り捨てた揺り戻しの動きが出始め、登場武将も少しずつ増えてきた。天道で復活した「温井続宗」はその典型である。また、畠山義隆は嵐世紀以降において7作連続出演を果たしレギュラー度もついに50%超え能力値も兄・義慶より大方上であるということで、今後もほぼ間違いなく登場するであろう。。
 武将風雲録以降は大名になることも多く知名度もそこそこ(のハズ)畠山義慶であるが、実は戦国群雄伝でもひっそりと登場している。シナリオが1560年と1582年の2本しかないため大名としては登場しないが、1560年シナリオでは義綱の後継者として途中で元服して登場する。しかし、義慶が毒殺されていて寿命が短く設定(普通毒殺や討死などでは寿命が延長されるが、戦国群雄伝が発売された当時義慶の死因を光栄は知らなかったと思われる)されており登場してもせいぜい10年ほどしか生きられない。であるから、義綱プレイ以外では滅多に義慶は見られないのである。
 畠山義続は覇王伝以降はすっかりレギュラーに定着している。大名としての登場することも多いが、能力値はイマイチである。また、隠居武将として登場することもあり天翔記では勝手に商人から絵画を定価で買うなど止めてほしいことをしてくれる時もある(その様子がまた義続にピッタリなのが笑ってしまう)。
 畠山政繁は義綱の弟であり、上杉家との同盟のために不本意ではあるが越後に養子に出さされたのである。そのため、上杉家出奔後は畠山姓に復帰している。ということは、政繁は特段イベントなどを設けなければ「畠山政繁」の名で畠山家家臣として登場させるのが望ましいのではないか。政繁が能登に登場すれば畠山家の家臣不足も少しは解消される(上杉家は登場武将も多いので問題はあるまい)。
 飯川光誠が蒼天録・創造(PK版)・大志での3作出場となり、義綱の強い味方となっている。創造から大志では武将数も増えていたので、創造PK版で登場した武将を通常出場にしたと思われる。
 長一族に関して言えば、長連龍より長綱連を登場させて欲しいところだが、13作中2作の出場でここ最近10作連続落選しているので今後も見込みが薄くなってきた。しかし、上杉家の能登侵略がなければ連龍は僧として一生を終えていたかもしれないわけで、それより義慶政権では長家の家督を継いでいた綱連を登場させる方が道義が通っている。コーエーは信長と関係する武将ばかりを贔屓し過ぎだ。連龍も織田家に後に使えたのでゲームに登場している信長のコネで登場しているに過ぎないのである。
 遊佐盛光については、本来「遊佐綱光」と名乗っていた。当然義綱の偏諱である。義綱が追放されて以後「盛光」となったのであるから、1566年以前は「綱光」と名前を正してもらいものである。畠山義隆と同様に盛光も嵐世紀以降6作連続出演を果たし、めでたくレギュラー入りである。
 三善一守について。これこそ信長コネ登場武将である。畠山臣としてはほとんど実績がない。後に織田に仕えたために登場する武将である。もっとできれば畠山家に縁のある武将を登場させてほしい。飯川光誠や三宅総広の通常版登場が叶った今、「富来綱盛」の登場を当サイトとしては推したい。

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